はじめまして。
書家のyukoです。
小学生の時にやった書道をもう一度やってみたい。
大人書道の魅力とは?
どうやって始めれば?
書道を始めて
「こんなつもりじゃなかった」
と思わず済む、体験者ならではの記事を書きました。
さっそく書道の魅力をお伝えします。
書家が伝える~非日常を体感できる書とは
1日の生活の中で、あれもこれもやらなきゃ。
そんな忙しい毎日に、
少しでも書を取り入れると
ゆったりとした贅沢な時をすごすことができます。
今は、スマートフォンで1文字を表現するのも数秒。
書は準備から、筆で書いている時間、片付けと合わせると
数分あるいは数時間をかけます。
「数秒でできることを、時間をかけてする。」
すごい贅沢な時間の使い方ではないでしょうか。
この時間が非日常をもたらす豊かな時間を演出してくれます。
これを1度体験するとやみつきになります。
書家が伝える~書道の道具で丁寧な暮らしを
子どもの習字セット以外で
書の道具を見たり触ったりしたことあるでしょうか?
書道具屋さんをのぞいてみると、
繊細な古銅製の春鹿の水滴(水差し)。
金箔が散りばめられた紙。
漆が塗られている文鎮。
まるで、
平安時代にタイムスリップしたかのような うっとりする道具が沢山あります。
お気に入りの道具を選んで使うのも大人書道の楽しみの一つです。
こんな素敵な道具を使う時、
自然と両手を添えています。
ぜひとも、お気に入りの書道道具を見つけ使って下さい。
下記は、鳩居堂という書画用品・香の専門店です。
https://kyukyodo.co.jp/product/calligraphic/index.html
書家が伝える~「何度もはじめる」毛筆の醍醐味とは
筆で、真っ白い紙に字を書く。
書き終われば、もう一枚。
また書いてもう一枚。
みなさんの御存知の通り、
書は何度も新しい紙に書きます。
下敷きに紙を置き、
真っ白な紙に向かう時。
新年を迎える時のような
「新たなことに挑戦するぞ」
という 気持ちを
何度も味わうことができます。
書家が伝える~「とめ・はね・はらい」一画、一画向き合って
一点一画を整えるように書く。
書いている時に、
この跳ねは?
この払いは?
と考えて書き
書き終わったとき、
「フー」と一息。
心地よい緊張感がほぐれ、
書いた字を見る。
掠れた払いを見て
「何か焦っているのかな?」。
右上がりの横画
「今日も元気だ」。
字は、その時々の私を映し出してくれます。
書家が伝える~「鑑賞する楽しみ」個展・展覧会へ
書の作品を見るのも楽しみの一つです。
今はネットで検索すると
すぐにみられますが、
可能ならば展覧会に足を運んでみると、 一段と楽しめます。
展覧会に行くと気づきがいっぱい。
「何で、この作品に引き付けられるのだろう」
「どうやって書いて、何の墨を使ってるんだろ」 などなど。
今まで思いつかないよう大発見がいっぱいです。
特に、個展は、
公募展に比べ表現の制限がない分。
作者さんの自由な表現が感じられます。
好みの作家さんの個展に行くのは特におすすめです。
書家が伝える~書道教室大人が通う学ぶ7つのポイント
書家が伝える~「先生(書家)の書が好みであること」
先生の書が好みであることは大切なことです。
ほとんどの書道教室は 、先生にお手本を書いて
もらいそれを基に書きます。
先生のお手本が好きであれば、楽しんで書け、さらにやる気がでるので継続しやすくなります。
先生の書はネットで検索すると大概は見られると思います。
もし見れない場合は、その先生の流派を調べると、雰囲気はつかめると思います。
書家が伝える~「近くの書道教室であること」
この先生に習いたいという強い希望がなければ近場の先生をおすすめします。
続かない人は、遠距離の方が多いそうです。
何十年も書道教室をされている先生からお聞きしました。
「書道教室 〇〇(住んでいる県や区など)」で検索すると、 いくつかの教室が出てきます。
特別習いたい先生がいなければ
近場で好みの先生をみつけると長く続けられると思います。
書家が伝える~「費用や月謝を確認すること」
大人の書道教室の費用の相場が5000円~10000円くらいです。
その上に、紙代、墨代、筆代などかかります。
また、展覧会活動をすると、
さらに出品料、お礼代、表具代、錬成代など様々なものもかかります。
展覧会活動の費用は、流派や先生によってかなりの違いがあります。
入会すると聞きづらい教室もあるので、
入会前に聞いておくと安心だと思います。
書家が伝える~「書家として活動するのかしないのか」
展覧会活動すると、多くの費用がかかります。
言い換えれば、展覧会活動しなければ費用はあまりかかりません。
また、費用面だけではなく、
習う先生が展覧会活動をしているのかの確認も大切です。
先生が展覧会活動をしていなければ、
なかなか自分で出品するのは難しいです。
展覧会活動をいずれしたいと思うならば、
展覧会活動を している先生に習う必要があります。
書家が伝える~「近くの書道教室の指導法を調べる」
大きく分けて2つの指導スタイルがあります。
①教室で先生の前で書く。
②書いてきた作品を先生に見せる。
たまに両方兼ね備えているお教室もあります。
上級者になればなるほど、
②書いてきた作品を先生に見せるが増えていきます。
書くのに何時間もかかりますし、
上級者に なればなるほど紙が大きくなるからです。
初心者の方は、姿勢や筆遣いなど
その場で先生が 指導してくれると
上達が速くなります。
初心者の方は、教室で書くスタイルがおすすめです。
書家が伝える~「大型書店やネットで書のテキストを探す」
書店をのぞくと書の本のコーナーもあります。
大型書店に行かない限り、多くの本がペン習字や 筆ペンの本が多いようです。
本格的な書を嗜みたい方は、 大型書店に行くのがおすすめです。
書が自分に合っているか悩まれている方は、 本で試してみるのもいいかもしれません。
書家が伝える~「書を通信講座で学ぶ」
通信講座も月額性のものから、
一括払いのパッケージ化されたものまで色々あります。
メリットはやはり、時間に縛られず、
自分の好きな時にできることではないでしょうか。
自分一人だと続かない方は、
定期的に提出し 添削してもらえるもの。
お友達と一緒に始めるなど 工夫すると充実した時間になると思います。
まとめ
・大人書道は非日常を味わえる豊かな時間。
・書きたい字の先生に習おう。
・書道教室に習いに行くのは、
距離、費用、展覧会活動を考慮する。
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