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【初めての仮名④(さ行・た行)】~平仮名の手本と書き方

初めての仮名④~はじめに

こんにちは。
書家のyukoです。
今回は、
「平仮名」の手本と書き方
です。

いつも書いている、
平仮名。
実は、よくよく見ると、
細かな動きがたくさん
あります。
そういった、
小さな動きを
気を付けることで、
美しい平仮名を
書くことができます。
平仮名は「高野切第三種」
「粘葉本和漢朗詠集」という
平安時代の美しい手本を
参考にして書きました。

平仮名をより上手く書く
おすすめ記事は以下の通りです。
【初めての仮名③筆づかい編】~基本の筆づかいの書き分け

初めての仮名④~練習の紙の大きさは

半紙を縦に2回横に2回折る

半紙を使えば、
折るだけですぐに
格子状の
練習用紙を用意できます。
まず半紙縦に2回
そして横に2回折ります。
文字の大きさによって、
色々工夫してみて下さい。

初めての仮名④~書く前に「目習い」をする

「目習い(めならい)」とは、
実際に字を書く前に、
字の形や向きなど
よく観察することです。
小学生で習う「ひらがな」
字の形を覚えているので、
「観察しなくてもよい」と
脳が勝手に思っています。
仮名の平仮名は、
書写と異なる部分が多く
あります。
真っ新な気持ちで
練習していただければ
と思います。

初めての仮名④~「さ」(左)

筆の突きを意識して書く

筆を突いて、筆の反動で
書いている所が3か所
あります。
赤い→の所を確認
して書いてみて下さい。
反動が分かりづらい方は、
この記事がおすすめです。
【初めての仮名③筆づかい編】~基本の筆づかいの書き分け

二画目と三画目を空間を空ける

二画目と三画目は、
青い丸ぐらいに
空間を空けて
続いているように書く

初めての仮名④~「し」(之)

筆をスッと入れる

筆が紙に触れたところから
徐々に力を加えていきます。
真ん中の黄丸あたりに圧が
加わっています。
その後、スーッと力を抜きます。

はじめとおわりを意識する

「笹の葉」をイメージすると、
書きやすくなると思います。
一本の線フェールドインし、
そして、フェールドアウトします。

初めての仮名④~「す」(寸)

筆の突きを意識して書く

筆を突いて、筆の反動で
書いている所が5か所
あります。
赤い→の所を確認
して書いてみて下さい。
反動が分かりづらい方は、
この記事がおすすめです。
【初めての仮名③筆づかい編】~基本の筆づかいの書き分け

空いている所を確認して書く

写真を参照してみて下さい。
青い→の所に隙間があります。
「寸」の漢字を念頭に置いて
書くと空間を空けやすい
と思います。

初めての仮名④~「せ」(世)

筆の突きを意識して書く

筆を突いて、筆の反動で
書いている所が3か所
あります。
赤い→の所を確認
して書いてみて下さい。
反動が分かりづらい方は、
この記事がおすすめです。
【初めての仮名③筆づかい編】~基本の筆づかいの書き分け

2画目を短く書く

2画目が長すぎると、
縦長になってしまいます。
少し内側に入れて、
2画目を短めに書く。

横画を出す

写真を参照して下さい。
オレンジの線ぐらい
横画を出しましょう。

空間をあける

写真を参照して下さい。
青丸ぐらいの空間
あけて下さい。

初めての仮名④~「そ」(曽)

はじめは中心線を引いて書く

線の長さや角度などが
微妙に少しづつ違って
います。ですので、
はじめは中心線を引いて
よく観察し、
書きはじめると
うまくいきます。

筆の突きを意識して書く

筆を突いて、筆の反動で
書いている所が2か所
あります。
赤い→の所を確認
して書いてみて下さい。
反動が分かりづらい方は、
この記事がおすすめです。
【初めての仮名③筆づかい編】~基本の筆づかいの書き分け

最後の払い中心にくるように払う

写真の黄色い線参照。
最後の払いを中心

くるように書くと、
まとまりがよく、
バランスよく書く
ことができます。

初めての仮名④~「た」(太)

はじめは中心線を引いて書く

線の長さや角度などが
微妙に少しづつ違って
います。ですので、
はじめは中心線を引いて
よく観察し、
書きはじめると
うまくいきます。
中心線をへだてて、
左側の部分より、
右側お部分が
全体的に下がって
います。

写真の赤い〇ぐらい空間を空ける

赤い丸ぐらいに
空間を空けます。
二画目と三画目は、
気持ちをきらさず、
続いているように
書きます

初めての仮名④~「ち」(知)

はじめは中心線を引いて書く

線の長さや角度などが
微妙に少しづつ違って
います。ですので、
はじめは中心線を引いて
よく観察し、
書きはじめると
うまくいきます。
二画目の弓なり
なっている部分
よく観察して下さい。

筆の突きを意識して書く

筆を突いて、筆の反動で
書いている所が1か所
あります。
赤い→の所を確認
して書いてみて下さい。
反動が分かりづらい方は、
この記事がおすすめです。
【初めての仮名③筆づかい編】~基本の筆づかいの書き分け

最後の払い中心にくるように払う

写真の青色の線参照。
最後の払いを中心

くるように書くと、
まとまりがよく、
バランスよく書く
ことができます。

初めての仮名④~「つ」(川)

筆の突きを意識して書く

筆を突いて、筆の反動で
書いている所が1か所
あります。
赤い→の所を確認
して書いてみて下さい。
反動が分かりづらい方は、
この記事がおすすめです。
【初めての仮名③筆づかい編】~基本の筆づかいの書き分け

少しだけ右上がりに書く

写真を参照して下さい。
右上がりの加減は、
黄色い直線を目安に
して下さい。

初めての仮名④~「て」(天)

筆の突きを意識して書く

筆を突いて、筆の反動で
書いている所が1か所
あります。
赤い→の所を確認
して書いてみて下さい。
反動が分かりづらい方は、
この記事がおすすめです。
【初めての仮名③筆づかい編】~基本の筆づかいの書き分け

最後の払い中心にくるように払う

写真の青色の中心線参照。
最後の払いを中心

くるように書くと、
まとまりがよく、
バランスよく書く
ことができます。

初めての仮名④~「と」(止)

はじめは中心線を引いて書く

線の長さや角度などが
微妙に少しづつ違って
います。ですので、
はじめは中心線を引いて
よく観察し、
書きはじめると
うまくいきます。
中心線が通っている
所に合わせて書く
バランスがとれます。

筆の突きを意識して書く

筆を突いて、筆の反動で
書いている所が1か所
あります。
赤い→の所を確認
して書いてみて下さい。
反動が分かりづらい方は、
この記事がおすすめです。
【初めての仮名③筆づかい編】~基本の筆づかいの書き分け

最後の部分では、丸みをもたせる

写真を参照して下さい。
最後の部分は丸みを
持たせてください。

初めての仮名④~まとめ

・「目習い」をしてから書く
・筆の突きを意識して、書くようにする。
・線の向きや長さを捉えにくいものは、中心線を書いてから

 練習する。
(参考文献:書道Ⅰ 高校学校芸術用 東京書籍)