書の上達の欠かせない正しい「筆の持ち方・腕の構え方」~はじめに
こんにちは。
書家のyukoです。今回は、
「筆の持ち方・腕の構え方」です。
こちらも、色々な種類があり、
字や紙の大きさによって、
使い分けると、書きやすく
書の上達が速くなります。
ぜひとも、一度は色々な
腕の構え方・筆の持ち方を
試してもらい、
自分に合うものを探して
みて下さい。
書の上達の欠かせない正しい腕の構え方~懸腕法
腕を宙に浮かして構える方法
大きい文字を書くのに適しています。
太筆で書くときは、ほとんどこの構え方をします。
気をつけることは、脇をしめすぎないこと。
脇に卵が1個入っているイメージをして、
肩の力を抜いて構えます。
書の上達の欠かせない正しい腕の構え方~提腕法
腕を軽く机につけて構える方法
硬筆の構え方と似ているので、
一番馴染みのある構え方だと思います。
腕を軽くつけていると、
縦線などを引く時に、
流れのある線が引きやすくなります。
実用書道や仮名文字でよく使う構え方です。
小筆で使われることが多いです。
書の上達の欠かせない正しい腕の構え方~枕腕法
一方の手を枕のようにして書く方法
手を枕のようにして置くことで、
筆を持つ手がより安定します。
小さい文字を書く時によく使われます。
書の上達の欠かせない正しい腕の構え方の持ち方~どうやって腕の構え方を選ぶ
太筆は「懸腕法」
小筆は「提腕法」
筆の大きさに合わせて、
筆の持ち方を決めると、
決められると思います。
結論としては、
太筆は「懸腕法」、
小筆は「提腕法」
と使い分けるのが
シンプルでよいと思います。
「枕腕法」は、「提腕法」より
微細な動きはしやすいですが、
練習すると十分に「提腕法」
でも書けるようになります。
私自身、どんな小さな字でも、
「提腕法」で書いています。
書の上達の欠かせない正しい筆の持ち方~書くときに確認する大切なこと
手のひらにピンポン玉くらいの隙間を空ける
隙間を空けないと、
手に無駄な力が入ってしまい、
スムーズに線が引きづらいです。
そして、疲れやすく
長時間書けないです。
上達すればするほど、
隙間を空けていないと、
書きづらいことを
実感すると思います。
手首の角度に気を付ける
写真を見ていただくのが、
最もわかりやすいと思います。
そして、極力手首を動かさずに
書くようにします。
理由は、手首を
動かしてしまうと、
線を書くたび
線の角度がそれぞれ
変わってしまい、
統一された字になりません。
難しい話なので、
「手首は正しい位置に固定」と
覚えてもらえればいいです。
書の上達の欠かせない正しい筆の持ち方~「単鉤法(たんこうほう)」
人指し指一本がけ
親指と人差し指で筆菅を持ち、
中指で内側から支えて
薬指・小指を添える
持ち方です。
書の上達の欠かせない正しい筆の持ち方~「双鉤法(そうこうほう)」
人指し指と中指の二本がけ
親指と人指し指・中指で筆菅を持ち、
薬指・小指を内側から添える
持ち方です。
書の上達の欠かせない正しい筆の持ち方~筆の持ち方の選び方
「双鉤法」が汎用性あり
「双鉤法」で
ほんどの字が書けます。
「単鉤法」は、
大きな力強い
字を書くときに
不安定になります。
言い換えれば、
微細な動きは、「単鉤法」
のほうがしやすいです。
両方の持ち方を試し、
字の大きさや
書体に合わせて
変えてみるのも
よいかもしれません。
書の上達の欠かせない正しい筆の持ち方~おすすめ動画
動画を見ることで、さらに理解が深まると思います。
以下、おすすめ動画のリンクを貼っておきます。
書の上達の欠かせない正しい「筆の持ち方・腕の構え方」~まとめ
・太筆は「懸腕法」小筆は「提腕法」
・筆を持つときは、ピンポン玉の隙間と手の角度を確認
・「双鉤法」が汎用性あり
(参考文献:書道Ⅰ 高校学校芸術用 東京書籍)
・筆を持つときは、ピンポン玉の隙間と手の角度を確認
・「双鉤法」が汎用性あり
(参考文献:書道Ⅰ 高校学校芸術用 東京書籍)
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