初めての仮名③~はじめに(身につくこと)
こんにちは。
書家のyukoです。
今回は、
仮名の「基本の筆づかい」です。
はじめての方が仮名を
書くときに、まずはじめるのが
平仮名1字1字の練習です。
その時に、どのような筆づかいをするのか
知り練習しておくと、
上達度がまるで変ってきます。
ぜひ、線の特徴を知って、
書き分けができるようになって下さい。
すぐには、できるようには
なりませんが、継続してると
徐々にできるようになってきます。
気長に取り組んでください。
初めての仮名③~いろいろな線
仮名を成立させている線は
5つに分類されています。
・縦の線
・横の線
・転折(折れ曲がる線)
・円運動
・結び
初めての仮名③~縦の線
縦の線①(徐々に力を加える)
筆が紙に触れたところから
徐々に力を加えていきます。
その後、スーッと力を抜きます。
「笹の葉」をイメージすると、
書きやすくなると思います。
一本の線がフェールドインし、
そして、フェールドアウトします。
縦の線②(筆のばねの反動を使う)
次の画に進むときに使います。
例えば「け」の
2画目から3画目に進む時です。
2画目の赤い→の所で筆を突き
その反動を利用して、
3画目の縦線の青い→の所から書きます。
縦の線①に比べ、
反動が付いている分、
筆の入りが異なります。
文章では、分かりづらいので
写真を参考にして下さい。
初めての仮名③~縦の線を使う平仮名
縦の線①(徐々に力を加える)を使う平仮名
「し」「り」「ぬ」
の一画目で使われてます。
最初の一画目に
使うことが多いです。
縦の線②(筆のばねの反動を使う)平仮名
「た」「け」など
の二画目で使われます。
(*「た」「け」など筆のばねの
反動を使わない線もあります。)
初めての仮名③~横の線
横の線①(横へ引く線)
こちらも、「笹の葉」を書く
イメージしてもらうと
わかりやすいと思います。
サッと横から筆を入れ、
サッと筆を抜きます。
一本の線がフェールドインし、
そして、フェールドアウトします。
(縦の線よりは、圧を加えません)
横の線②(筆のばねの反動を使う)
*逆筆で筆を入れ、
筆のばねを使って右側へ返し、
引き抜いていきます。
「*逆筆」(進みたい方向と逆の方向に筆を入れる)
初めての仮名③~横の線を使う平仮名
横の線①(横へ引く線)を使う平仮名
「き」「す」など
の1画目で使われます。
横の線②(筆のばねの反動を使う)平仮名
「せ」「て」
の1画目で使われます。
初めての仮名~転折(てんせつ)
転折(筆をついて次に進む)
筆を突き、(赤い→突いている所)
そのときの弾力を生かして、
次の線に進みます。
初めての仮名~転折を使う平仮名
転折を使う平仮名(真横または右上がり)
「そ」の赤い→の所に転折が使われます。
転折を使う平仮名(右下がり)
「え」「く」に使われます。
赤い→の所が転折です。
初めての仮名~円運動
円運動(ばねを利かせて回転に入る)
円に入る前の転折で
筆を突き、(赤い→の所で筆を突いている)
筆をゆっくり進めながら
円を書きます。
初めての仮名~円運動を使う平仮名
円運動を使う平仮名
「あ」「お」に使われます。
赤い→の所から円運動が
はじまっています。
初めての仮名~結び
結び①(引いて結ぶ)
左下まで引き込んだ後、
(赤い→まで書き終わった後)
(赤い→のところで)筆を上に返し、
右下に引いて
結ぶ。
結ぶ②(回転しながら結ぶ)
①下ろしてきた筆をいった止め、
(赤い→の所で止める)
②*左上に返し、
③青→から右回転しながら
結ぶ。
*「左上に返す」というのは、
「筆を返す」という筆づかいです。
難しいので、おすすめ動画を
貼っておきます。
一度見るとイメージが
わきやすいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=EfoLahFVWBI
初めての仮名~結びを使う平仮名
結び①(引いて結ぶ)平仮名
「は」「よ」に見られます。
結ぶ②(回転しながら結ぶ)平仮名
「ほ」「ね」に見られます。
初めての仮名~まとめ
・仮名の筆づかいは主に5つ
・縦の線、横の線、転折、円運動、結び
・練習することで、美しい平仮名が書けるようになる。
(参考文献:書道Ⅰ 高校学校芸術用 東京書籍)
・縦の線、横の線、転折、円運動、結び
・練習することで、美しい平仮名が書けるようになる。
(参考文献:書道Ⅰ 高校学校芸術用 東京書籍)
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